♪Clear Day♪の「英国音楽(60・70年代)が好きなんです」&「レコハン日記」

英国SSWやフォーク・ロックの原盤レビュー&レコハン日記中心のブログです

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Tucker Zimmerman /「Ten Songs by Tucker Zimmerman」

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●Tucker Zimmerman /「Ten Songs by Tucker Zimmerman」  
 (1968年 英原盤LP Regal Zonophone SLRZ 1010)
SIDE-A
1. Bird Lives[ Rome, May 1968 ] 
2. October Mornings[ Rome, October 1967 ]
3. A Face that Hasn't Sold Out[ Liege. June 1968 ]
4. The Roadrunner[ Rome, December 1967 ]
5. Children of Fear[ London, August 1968 ]

SIDE-B
1. The Wind Returns into the Night[ San Francisco, December 1965 ]
2. Running Running from Moment to Moment[ San Francisco, December 1965 ]
3. Upsidedown Circus World[ Rome, June 6, 1967 ]
4. Blue Goose[ Rome, May 1968 ]
5. Alpha Centauri[ London, August, 1968 ]

Produced by Tony Visconti for Straight Ahead Productions
Recorded October-December 1968 at Olympic, Pye, Regent and Trident Studios, London
Released December 1968

Musicians
Tucker Zimmerman : vocals, 12-string guitar, harmonica, piano, harpsichord, melotron
Tony Visconti : electric bass, 6-string Spanish guitar
Shawn Phillips : sitar, electric guitar
Rick Wakeman : organ
Aynsley Dunbar : drums

Tucker Zimmermanは、1941年サンフランシスコ生まれの米国人。 早くから作曲を始め、1966年にはローマに渡り、1968年にはロンドンへ。だから、本作ではローマで作った曲が多い。本作をロンドンで発表した後の1970年にはベルギーへ行ってしまう。

その後も何枚かのアルバムを残していて現在も現役だが、本作だけが唯一の英国録音作品。だからこそ英国ロックファンの気持ちを掴めるのかも。Shawn Phillipsは米国人だが英国で活躍したアーティストだし、残りもTony Visconti、Rick Wakeman、Aynsley Dunbarとそうそうたるメンバーがクレジットされています。

とにかく彼の声質は、「いなたい」。ヘタウマで、田舎っぽくて、野暮で、ガサツだ。こんな声質だから、B級スワンプアルバムを作ったらお似合いなんじゃないかなあって思うんですが、参加ミュージシャンもミュージシャンだし、本作はスワンプといった内容ではないんですよね。全然一言になってませんが(苦笑)、一言で言えば、「いなたいアシッド臭のあるフォークロック系SSW」って感じでしょうか?

A-1は、いきなりSSWファン肩透かしのボ・ディドリー風ロックンロール。でも、大丈夫。A-2は、英国の森を想起させるようなしっとりとした美メロ曲で、SSW的な佇まいが何とも魅力的。A-4もそんな感じで、この2曲なら間違いなくSSWファンも大満足。

しかし、A-3ではまたまたSSWファンがっかりのブルージーでガレージっぽいロックをやっているし、A-5もアシッド臭漂うフォークロックだしで、内容的には一筋縄ではいかないゴッタ煮といった内容です。

次にB面ですが、B-1は彼のハーモニカが入った僅かにアシッド臭がするディラン風フォークロック。B-2は彼にしては普通のフォークロックで、なかなか良い曲。B-3は本作の中では一番ポップな曲で、僕はケヴィン・エアーズの1stを思い浮かべてしまいました。とても魅力的な曲。

B-4は、またまたアシッド臭漂うフォークロックで、こういったタイプのSSW好きにはストライクな曲でしょう。これも良い曲。で、最後のB-5はロンドンで書いた幻想的なアシッドフォーク。

万人にはオススメできませんが、レア盤の称号に相応しく、マニアを唸らせる内容だと思います。一部で書かれているようなオーバープロデュース作ではないですし、ロック系のSSWファンなら探す価値がある一枚だと思います
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改めてよろしくお願いします m(_ _)m

いつも読んで下さってる皆様へ

毎度ありがとうございます。楽天のブログですが、機能的にもなかなかで使い易いんですが、レスポンスがイマイチ、容量がイマサンくらいなんです。画像が、たったの50MBで、テキストのほうは不明。
で、いろいろ調べたら、このFC2ブログが良かったんです。レスポンスも早いし、容量は、画像が1GBで、テキストは無制限。記事のバックアップ機能も付いているしね。

まあ、このブログもいつまで続くのかはわかりませんが、まずは余裕の容量のほうがいいと思い、ここに引越してきました。今後ともよろしくお願いします。m(_ _)m

Tim Renwick/「Same」

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●Tim Renwick/「Same」  (1980年 英原盤LP CBS 84082)
SIDE-A
1. Members of the hard school
2. Perfect strangers(2ndシングルA面 Noosha Foxとのデュエット、 泣けます、名曲!)
3. Alison's cold tonight
4. Stay young(ギャラガー&ライルのカバー)
5. Lip service(1stシングルB面)
6. Dark island(1stシングルA面) (Tradでインスト)

SIDE-B
1. Two-way track(これも名曲)
2. When he rides away
3. Speak louder
4. Havana moon(Cベリーのカバー)
5. Nobody here

Producer:Glyn Johns
Tim Renwick (guitar, vocals)   Noosha Fox (vocals, from the band Fox)
Mo Foster (bass)   Charlie Harrison (bass)
Dave Wintour (bass)    Gary Brooker (keyboards, from Procol Harum)
Tim Gorman (keyboards)   Jennifer Jones (keyboards)
Mick Burns (drums)   Bruce Rowlands (drums)

Tim Renwickは、1949年英国のCambridgeshire生まれ。彼はセッションギタリストとしてのほうが有名でしょう。Al Stewart、Paul Kent、Ian Matthews、Marc Ellington、Jonathan Kelly、Bridget St. John、Billy Lawrie等、SSW系のアルバムに多数参加。と言うか、SSW系だけではなく、多くの英国ロックのアルバムに参加しています。自身のバンドでは、Junior's Eyes(いい) 、Quiver(いい)と、Lazy Racer(ダメ)。

このアルバムは、自身初のソロアルバムで、それ以降は歌モノアルバムは出していないようです。本作と同時期のLazy Racer(英米混成バンド)では、米国ウケ狙いのAORといった内容でしたが、本作ではSUTHERLAND BROS & QUIVERの頃のようなPOPで土臭い英国ロックサウンドとなっており、スワンプファン、ルーツロックファン、SSWファンに安心してオススメできる内容です。

彼はヴォーカルでフロントに立ったことはないわけで、バンド内でのヴォーカリストとしては少し弱いのでしょう。ただ、SSWとして見たときは、誠実で優しい良い声をしてるし、歌も下手ではないし、僕的には大好きな声質。

いなたいパブロック風あり、小粋な軽快な曲あり、泣けるSSW的佇まい風あり、優しい雰囲気のPOPな曲あり、ロックンロールあり、トラッドあり、カバーのセンスもいいしで、ホント素晴らしいアルバムだと思います。良い曲書いているし、コンポーザーとしてもなかなかですね。

ビックリなのは1stシングルにトラッドでしかもインストのA- 6. Dark islandを選んだこと。この曲はスコットランドのフォークシンガーMoira Kerrの名唱でその筋のファンには有名ですが、なぜ彼はこの曲を選んだのか、本人に訊いてみたいです。

レアなアルバムではないなので、もっと早く買っておけば良かったです。反省。6年前に1,260円で遭遇した時は、1980年の作品ということでパスしちゃったんですが、最近315円で購入しました。本当に好内容なので、安価で遭遇したら、是非救ってあげて下さい。

Neil Harrison/「All Dressed Up And Nowhere To Go」

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●Neil Harrison/「All Dressed Up And Nowhere To Go」 (1974年 英原盤LP Deram SML 1115 )
SIDE-A
1. Sad Eyes
2. Behind The Red Brick Wall
3. This Is London
4. Dear Love Of Mine
5. Melancholia
6. Crisis Point

SIDE-B
1. This Is The Life For A Woman
2. Joanna
3. Here With You
4. I Need Friend Like You
5. Till I Get Back To You
6. The Followiing Breeze

Keith Whiting Producer
Neil Harrison Guitar, Main Performer, Vocals, Keyboards
John Meydam Percussion, Drums
Paul Nieman Trombone
Graham Preskett Bass, Harmonica, Keyboards
John Richardson Drums
Pip Williams Guitar
Robert Roderick Wright Guitar, Vocals
B.J. Cole Guitar (Steel)
Ade Cooke Synthesizer, Guitar
Michael Freeman Bass
Rik Kenton Keyboards
Paul Keogh Guitar
Juli Lando Vocals
Chris Laurence Bass
Jim Lawless Percussion

これぞ英国POPの玉手箱!
聴けば誰もがワクワク&ウキウキでハッピー。そして、胸キュンで、ちょっと甘酸っぱい青春の匂いも。切なくて哀愁たっぷりで、ちょっとノスタルジック。そんなPOPのマジックを実感できる英国POP系SWWの超傑作がこのアルバムなんです。

Neil Harrisonは、1970年にDECCAからアルバム「DRIFTWOOD」をリリースしたポップな3人組バンドDRIFTWOODの中心メンバー。このアルバムですが、残念ながら未聴。買い逃したり、ヤフオクで負けたりと、いつも逃しています(泣)。どなたか譲って下さい!よろしくお願いします。m(_ _)m

まずはA-1「Sad Eyes」。シングル(エディットVerとのこと)にもなった曲ですが、これがもう素晴らしいんです。もう英国POPの真髄ですね。同じような傾向の曲では、A-6「Crisis Point」、B-4「I Need Friend Like You」、B-5「Till I Get Back To You」も最高。

ちょっともの悲しいスローな曲も素晴らしいし、本当に捨て曲なしの英国POPの博覧会状態。本当に彼のソングライティングはマジックですね。曲調的には、ポール・マッカトニー、バッドフィンガー、マジックあたりを引き合いに出せば分かり易いかな。そして、声質と唱法、アレンジも素晴らしいんです。すべてがPOPなんです!!

所有しているプライスガイドでは15ポンド。ユニオンで1,200円程度で購入したという情報もありますので、未CD化の今なら安く買える可能性大。探す価値大の英国POPの逸品です。

Paul Travis/「Return Of The Native」

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●Paul Travis/「Return Of The Native」  (1975年 英原盤LP A&M AMLS68290)
SIDE-A
1. It's goona be alright
2. Reap what you sow
3. The joke's on me *
4. Steal way
5. I'll never get over you

SIDE-B
1. Valentine
2. Bury me deep
3. All my goodbyes 
4. I'll be gone *
5. Roll up
6. It only makes heart ache

Mark Warner(guitar), Terry Wilson(bass), John 'Rabbit' Bundrick(keyboards),
Tony Braunagel(drums), Sandy Davis (vocals), Chris Mercer (sax) etc

Paul Travisは英国のSSW。1973年にバンド名義のTravis/「Shine On Me」というニッチポップ的な傑作ロックアルバムを残している。これは結構レアで国内なら5桁級。2年後の1975年にソロ名義の本作を発表し、その後はLiarを結成して2枚のアルバムを残しています。

本作は11曲中9曲が彼の作品(その内共作が4曲)(他人の作品は*印)。キャッチーでPOPなソングライティングは素晴らしいの一言。ソングライティングも、サウンドも、ヴォーカルも、もうホント英国POP系SSW作品の傑作なんです。英国POP系SSW好きなら、間違いなくお気に入りの1枚になることでしょう。Sandy Davis等が参加のコーラスも非常に効果的で、貢献度大です。

白眉は、B-1「Valentine」。本作のハイライト。キャッチーで美しいメロディーの切なさ大爆発ラブソングです。哀愁度たっぷりで本当にこれは名曲です。その後もキャッチーでPOPな素敵なメロディの作品が2曲続き(もちろんこれも素晴らしい!)、B-5・6はロック的な作品。最後は叙情的なバラードで幕。

B-1「Valentine」があまりにも素晴らしすぎるので、B面から入っちゃったので、A面に戻りましょう。A面では、'つかみはOK'のA-1が最高。これもB-1に負けず劣らずの作品。その後2曲はロック的。で、素晴らしいのはA-4「Steal way」でしょう。僕がいつもこういった作品を表現するときに使うのが「身を任せたいような曲」。まさにそんな感じの壮大なバラードで、A面のハイトラとはこの曲か。最後A-5は浮遊感のあるちょっとだけストレンジな雰囲気を醸し出しています。

残念ながら未CD化ですが、原盤も3千円前後で入手できますので、是非探してみて下さい。ちなみに僕の持っているプライスガイドでは20ポンド、英国では意外とするもんなんですね。日本では知名度が低いので安いんでしょう。歌詞カード付なので購入時には注意が必要です。

Mick Softley/「Street Singer」

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●Mick Softley/「Street Singer」 (1971年 英原盤LP CBS 64395)
SIDE-A
1. Goin' Down the Road
2. Ragtime Mama
3. Water Sister, Water Brother
4. Just Flew in Out a Jet Plane
5. Shucks Blues
6. I Seen Good Times, I Seen Bad
7. People Talkin' 'Bout Hardtimes

SIDE-B
1. Hope
2. Hey Mama
3. Gypsy
4. Gold Watch Blues
5. Went Down to the Sea
6. New Day, New Way

Mick Softley: Guitar, Harmonium, Vocals  
Tony Cox(Prducer): Keyboards
David Horowitz: Piano  
Jerry Donahue: Guitar  
Lyn Dobson: Soprano, tenor saxes
Dudu Pukwana: Alto Sax  
Gerry Conway: Drums
Frank Ricotti: Percussion  
Pat Donaldson: Bass  
Richard Thompson: Guitar
Karl Jenkins: Baritone Sax   
Tony Carr: Percussion  
Steve Hayton: Guitar, Harmonica

Mick Softleyは英国のSSW。1965年のデビューアルバム「Songs for Swingin' Survivors」はCD化されたけど、僕は未聴。資料によれば、ディランフォロアーといったプロテストソングを弾き語った内容のようです。

で、本作は彼の3rdアルバム。フォザリンゲイやフェアポート一派が参加してるので、もっとルーツロック寄りのフォークロック作品なのかなとずっと思っていました。2005年にCD化されて初めて聴いた訳なんですが、予想とはちょっと違いましたね。本作はアシッド臭やブルーズの香りも漂うフォークロックなSSW作品。でも、よく聴くと変なんです。結構いっちゃってると思います。よく言えば、個性的でオリジナリティーを感じる作品と言えるでしょう。ちなみに1970年に出された復活作2nd「Sunrise」はアシッド臭が強いSSW作品でした。

A-1は叙情的なフォークロックナンバー。つかみはOKでしょう。Richard Thompsonのギターが最高(多分彼だと思います(笑))!A-2もサックスをフューチャーしたスワンピーなロックンロールナンバー。ここまではルーツ寄りのSSWファンも納得でしょう。

で、問題はA-3。フリーキーなジャズロック風の演奏とアシッド臭が入り混じったなんとも魅力的な作品。素直にカッコイイと思っちゃいます。この「SSW+ジャズロック路線」で、一枚のアルバムを作ってもらいたかったほどです。

次のA-4はストリングスを導入したアシッドフォークで、A-5はブルーズ。この後もブルーズナンバーが入っています(A-7、B-4)。A-6はアシッド臭たっぷりで、幻想的なナンバーで素晴らしい出来。ここでの印象的なギターも多分Richard Thompsonでしょう。

B面は割りと普通のフォークロック路線。B-5はしっとりとした叙情的なナンバー。で、ラストナンバーは、またまたアシッド臭の濃いフォークロックナンバー。ホント一筋縄ではいかない作品なんですよ。そこがまた魅力的なんでしょうね。

一昨日、遂に原盤をゲット。原盤をゲットすると、更にその作品が好きになります。  って言うのは僕だけ?

Atomic Rooster/「Nice 'n' Greasy」

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●Atomic Rooster/「Nice 'n' Greasy」  (1973年 英原盤LP Dawn DNLS 3049 )
SIDE-A
1. All Across The Country
2. Save Me
3. Voodoo in You
4. Goodbye Planet Earth

SIDE-B
1. Take One Toke
2. Can't Find A Reason
3. Ear in the Snow
4. Satans Wheel

Produced by Vinvent Crane
Chris Farlowe (vocals); Johnny Mandala (guitar); Vincent Crane (keyboards); Rick Parnell (drums)

Chris Farloweがコロシアムの一員として来日中(行きたかったなあ)。 そんなことで、彼がヴォーカリストを務めたAtomic Roosterの本作を採りあげてみました。

ジャケ違いのCDを格安で買って聴いていたんですが、先日ヤフオクで、原盤LPを格安の2,600円で落札しました(手元のプライスガイドでは30ポンド)。ジャケのデザインといい、音圧といい、やはり原盤は最高ですね。

彼らは一応範疇的にはアングラなハードロックなんでしょうが、この5作目(Chris FarloweがVoになってからは2作目)は、R&Bテイストを強めた黒いハードロックといった内容です。ファンキーで、ブルージーで、ブルーズ好きの僕なんかには、2ndや3rdあたりより受け入れ易い内容です。と言うか、グッと胸の中に入ってくる、そんな感じです。そんな内容なんで、Chris Farloweの黒いヴォーカルも目立っています。

A-4はピアノを中心としたクラシカルな響きもあるインスト曲。B-2はストリングスを導入した英国的な翳りのある壮大なバラード。あとの6曲は、ホント黒い黒いハードロック。カッコイイ!!楽曲も、演奏も、ヴォーカルもホント最高です。

Jackie Flavelle/「Admission Free」

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●Jackie Flavelle/「Admission Free」 (1972年 英原盤LP YORK FYK408)
SIDE-A
1. Spectrum:Wooden Horse参加
2. Sam:Henry McCullough、Mick Weaver参加
3. Belfast Town
4. It's Graceful Crowing Old:Mick Weaver参加
5. Lullaby To Noni

SIDE-B
1. Isle Of Rab:Henry McCullough、Mick Weaver参加
2. Admission Free:Mick Weaver参加
3. Spring Morning
4. Lady Turn Around
5. Backstage:Mick Weaver参加

またまたYORKレーベルから。

これはWooden Horseがコーラスで参加していることで有名なレア盤。ラビリンスでは酷評されてますが、僕は結構好き。正直歌は下手ですが、優しく誠実な歌唱&声質は僕好み。B級ですが、なかなかの英国SSWものだと思います。それからゲストが豪華なんです。Henry McCullough(Guitar,Vocal Harmonies)、Mick Weaver(Piano)、Hugh Grundy(Drums ex-Zombies)、Barry De Souza(Drums)、Chris Barber(Trombone)等。

Belfast出身のJackie Flavelleは、Chris Barber Bandのベーシスト(from May 1967 to July 1977) で、本作はバンド在籍中の1972年に作ったソロアルバム。本作ではVocals,Guitar,Bassを担当し、作曲も全曲彼によるものです。

内容ですが、ジャケから想像すると、暑苦しくてズブズブの男臭いスワンプアルバムかと錯覚してしまいますが、そうではありません。POPなナンバーとスワンプなナンバーが混在したSSWものです。

A-1はストリングスとWooden Horseのコーラスが入ったキラキラなPOPナンバー。これはこれでなかなか良いんです。A-2は彼にはちょっと似合わないロックンロールナンバー。故郷を歌ったA-3はメロディーも美しい印象的なバラード。スワンピーなミディアムバラードのA-4もなかなかの味わい。弾き語りにストリングスが絡むA-5は何とも英国的なバラード。

待ってました!!のB-1はHenry McCulloughのギターが素晴らしいスワンプチューン。これは素晴らしい。B-2はまたまたストリングスが入った感傷的なバラード。B-3はポップス調のフォークロック。B-4はエレキの伴奏だけで歌われるバラード。

で、いよいよラストのB-5にはChris Barberらが参加し、ディキシーランドジャズ調のイントロで始まるが、一旦終わって歌へ。サビでまた彼らのホーンが絡むのですが、まさに友情出演ですね。これも出来の良い作品だと思います。

傑作ではありませんが、英国SSWものが好きな方には気に入ってもらえる作品だと思います。久し振りに聴いたけど、思ったより良かったです(笑)。

Peter Ransome/「Same」

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●Peter Ransome/「Same」 (1972年 英原盤LP YORK FYK402)

「あっても安いけど、なかなか見かけない」っていうやっかいな奴ですね、このレコードは。e-bayで7ポンドで落札されたり、ネットで調べると15ユーロで載ってたりと、あれば安いんですよね。でも、無いんです(笑)。まあ、中には30ポンドとか80ユーロつけてるようなところもありましたがね。

彼のことについてはここに載ってるんですが、よくわかりません(苦笑)。でもちょっと頑張ってみましょう。少し読んでみると、Peter Ransomeという人名のほかに、Jack Winsley(本作をプロデュース)、Bob Saker(SAKER)(バックボーカル、パーカッション、マウスハープで本作に参加)という人名が出てきます。

Bob Sakerはシングルを何枚か出していて、Saker名義の「Foggy Tuesday」はポップサイケのコンピCD『WE CAN FLY VOLUME 5』に収録されています。この曲とそのB面の「Ooh Nana Na」は、DADAで有名で、最近ソロ作品『PASSING STRANGER 』が紙ジャケCD化されたPaul Kordaと彼の共作となっています。

さらに、なんとBob Sakerは、ヤマハが主催する第一回東京国際歌謡音楽祭(後に世界歌謡祭)に出演してるんですよ(Peter RansomeとJack Winsleyもいっしょに来日)。その時の歌はPeter Ransomeが作曲した「What A Beautiful World」という曲で、見事入賞。

Peter Ransomeは良いソングライターだったと英文には書いてありますが、本作は何故か彼の作品は6曲(内1曲はSakerと共作)。残りの7曲の内、6曲はプロデューサーJack WinsleyとSakerの共作で、1曲がSakerの作品。どういう経緯でこうなったのかはわかりませんが、仲が良かったんですかね。

前置きが長すぎました(苦笑)。なんと言っても、白眉はラビリンスでも触れられているB-4「San Diego Day」(WinsleyとSakerの共作)でしょう。こんな曲ばっかりだったら、英国SSWの幻の傑作となったんでしょうがね。ロジャー・モリスより上だったでしょうね。

もっとSSW然とした内容で作ればよかったのに、土臭いパブロック風ロックンロールとSSW風の曲が混在しているといった感じです。内容的には、これも「イギリスのアメリカもの」なんでしょうね。その手の好きな方には、きっとお気に入りの一枚になるでしょう。でも、決して傑作ではありませんから、気をつけて下さいね(笑)。ただ、B-4を聴くために、探す価値は十分あると思いますし、B-2「Takin' Time」(Ransome作)もB-4に劣らぬ、SSWファン必涎ものの名曲だと思います。

Andy Roberts/「Andy Roberts and the Great Stampede」

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●Andy Roberts/「Andy Roberts and the Great Stampede」 (1973年 英原盤LP Elektra K42151)
Side A
1 Speed Well (Roberts)
2 Clowns on the Road (Roberts)
3 Lord of the Groves (Roberts)
4 Bottom of the Garden (Roberts)
5 Kid Jealously (Roberts)
Side B
1 Great Stampede (Roberts)
2 High Time (Roberts)
3 Home in the Sun (Roberts)
4 Spanish Town (Roberts)

PRODUCED BY: Sandy Roberton
MUSICIANS: Zoot Money, B J Cole, Gerry Conway, Pat Donaldson
Sonny Francis, Ollie Halsall, Mick Kaminski, Ray Wehrstein

こちらは彼の4thアルバム。レココレでのインタビューでも語ってましたが、録り溜めたものやデモをまとめた前作とは違い、こちらは、「初めて自分中心のバンドを結成し、アルバムとしての完成度を考慮しながら作った作品」だそうです。ただ、レーベル&配給関連のゴタゴタや、オイルショックによって、プレス枚数はたったの1500枚だったそうで、何とも残念な話ですね。

しかもプロモーションも全くされず、もう嫌気が差してソロ活動をやめてしまったそうです。得てしてあることですよね、こういう素晴らしい作品が諸事情で埋もれてしまうということは。しかし、埋もれさせてしまうには本当にもったいない名作だと思います。全曲自作曲で固め、素晴らしい楽曲と演奏が詰まったこんな作品が... 返す返す残念です。

参加ミュージシャンが超豪華。それでいてバンドとしての一体感があるので、内容も「SSW+豪華バック陣的な作品」と言うよりも、「英国流ルーツロック的なバンド作品」といった印象です。間奏等の演奏やコーラスにもそんな感じが表れてますね。

こちらもそういうのを見かけますが、「カントリーロックテイスト」という言葉だけでは表すことが出来ないというか、カントリーロックテイストという一言だけでの表現だと、誤ったイメージを未聴の人たちに与えてしまうのでは?と思います。やはり、「英国流ルーツロック作品」といったほうがいいでしょうね。

SSW的な作品が聴きたい時は前作「Urban Cowboy」で、ロック的なバンド作品を聴きたい時は本作「Andy Roberts and the Great Stampede」と聴くといった感じでしょういか。こちらも素晴らしい作品なので、前作同様、出会ったら迷わず即買い!です。

Andy Roberts/「Urban Cowboy」

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●Andy Roberts/「Urban Cowboy」  (1973年 英原盤LP Elektra K42139)
Side A
1 Charlie (Trad.arr.Roberts)
2 Big City Tension (Roberts)
3 New Karenski (Roberts)
4 Urban Cowboy (Roberts)
5 Elaine (Jim Hall)
Side B
1 Home at Last (Roberts)
2 All Around My Grandmothers Floor (Evans,Roberts)
3 Richmond (Roberts)
4 Baby, Baby (Roberts)
5 Poison Apple Lady (Roberts)

PRODUCED BY: Sandy Roberton
MUSICIANS: Iain Matthews, Dave Richards, Timi Donald, Bob Ronga,
B J Cole, Dick Parry, Richard Thompson, Neil Innes,
Mike Kellie, John Megginson, Gillian Noel
Martin Carthy,Karene Wallace, Paul Kent

彼の3rdアルバム。レココレでのインタビューで語ってましたが、71年から73年にかけて録音したマテリアルをまとめて発表したもの。付録の特大ポストカードにも、参加ミュージシャンと録音日がちゃんとクレジットされてます。

よく「カントリーロックテイストのSSW作品」という表現を目にしますが、フォークロック的と言ったほうが合ってると思います。ロック、フォーク、トラッド、カントリー、ブルーズがブレンドされ、彼流の米国への憧憬を見事に表現している名作だと思います。所謂「イギリスのアメリカもの」ですね。「英国流スワンプ」と言ってもいいでしょう。

イギリスのSMALL TOWNというレーベルからCD化されてますが、これはブートでしょう。本当に英国製かも疑わしいし、キース・クリスマスもこのレーベルからCD化された自身の1stアルバムのCDを、ブートと言っています。

彼は、Iain Matthewsの1stソロアルバム「IF YOU SAW THRO' MY EYES (1971) 」に参加し彼と交流するようになり、Plainsongを結成するわけですが、彼から相当アメリカの音楽を聴かされたようです。この作品はそんな影響が色濃く出た内容となっています。

ただ、そこはやはり英国人(祖父は米国人、カントリー趣味は祖父からの影響も大とのこと)、メロディーやアレンジや歌唱方法等々に英国的な翳りや湿っぽさが出てきていますし、適度にPOPなのもいいところですね。

全曲素晴らしいので各論は割愛しますが、A面なら4や5、B面なら1、3、5が印象的。彼の人柄が滲み出た実に味わい深いSSW的な作品です。出会ったら迷わず即買い!

Alexis Korner/「Same」

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●Alexis Korner/「Same」 (1971年 英原盤LP RAK SRAK 501)


1. Black Woman (The Wild Ox Moan) (Hall/Tartt)
2. Frankie Diamond (D.Ward)
3. Clay House Inn (D.Ward)
4. Stump Blues (B.Broonzy)
5. You Can Make It Like You Want It To Be (J.P.Salvatori/Ward)
6. Gold (L.Power/J.P.Salvatori)

1. Saturday Sun (N.Drake)
2. I Don't Know (A.Korner/P.Thorup)
3. Am I My Brother's Keeper (A.Korner)
4. Stop Playing Games (A.Korner)
5. That's All (Trad.arr.A.Korner/J.P.Salvatori/Ward)

Alexis Kornerの有名なサイトの中で、このアルバムに対するひとくちコメントがありますが、「ちょっとPOPすぎ。評論家にも『彼の経歴で最悪のアルバム』 と言われた」という内容です。でも僕はそんなに悪くないと思うんですが。と言うか、僕の大好きなアルバムです。

ニック・ドレイクのSaturday Sunが採りあげられていてその印象が非常に強いし、実際SSW風味の曲もあるので、個人的には、彼の「SSW的アルバム」という印象が強いです。

確かにブルーズ色が薄いので、ブルーズ色を求めると肩透かしなんですが、彼ってもともとブルーズだけでなく、ジャズやR&Bやフォークや、いろんな音楽をごちゃ混ぜにしてやってきたわけですから、こういった少しPOPでSSW的佇まいの内容も、アリだとは思うんですが。僕のようなSSWファンなら、間違いなくツボだと思います。

しゃがれた渋~い声で歌われるSaturday Sunは、感動的な名カバーでしょう。アコースティックブルーズA-4や黒い自作曲B-2はかっこいいし、B-3,4の自作曲もなかなか聴かせてくれます。自作曲ではないのですが、A-3,5,6B-5のようなSSW的な雰囲気がホント魅力的だと思います。特にゴスペル風味のコーラスの入るスワンピーなバラードA-5なんてホント心に染みますよ。

プライスガイドを見ると、彼の原盤レコードは英国では結構な値段がついていて、このアルバムも僕の持っている2年前のプライスガイド本では、なんと80ポンド!の値がついていました。まあ彼の功績やその存在感を考えれば英国での人気は当然のことなんでしょうね。

Tony Kelly/「Bring Me Back」

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●Tony Kelly/「Bring Me Back」 (1972年 英原盤LP Polydor 2383 123)


Not Knowing What's Going On(Tony Kelly)
Makin' The Same Mistakes(Tony Kelly)
The Way it Is(Tony Kelly)
Blue Bird(Tony Kelly)

Bring Me Back(Tony Kelly)
The Elements(Tony Kelly)
Blues Run The Game(J.C.Frank)
One Love(Tony Kelly)
Further Down The Road(Tony Kelly)

Producer:Bruce Rowland

Tony Kelly :Vo,6&12String Acoustic Guitar  
Paul Millins :Keyboards            
Jack Mills :Electric Guitar           
Keith Evans :Bass Guitar            
Cody :Congas,Percussion,Harmonica     
Terry Stannard :Drums
Claudia Lennear :Backing Vocals
Kathi MacDonald :Backing Vocals
Linda November :Backing Vocals
Helen Miles :Backing Vocals
Hilda Harris :Backing Vocals
Mike McNaught :String Arrangements

Thanks:Henry McCullough、Bryn Haworth他

彼は英国の土臭い系SSWで、本作は多分1作目。ヒゲ面の風貌からは、ジョー・コッカーのようなハスキーでシャウト系の暑苦しいスワンプヴォーカルを想像してしまいますが、実際は渋めで優しいジェントルな声質で、シャウトや'がなり'はありません。

2作目(未聴、欲しい!)は有名な英国のセッションミュージシャンが大勢参加してますが、本作のバック陣は地味。と言うかほとんど知らない人ばかり(DrumsのTerry Stannardは有名でしょう)。本作参加の有名なところでは、Henry McCullough、Bryn Haworthがギターでゲスト参加。

あと 名を知られてるところでは、本作は一部アメリカでも録音してるので、米国のスワンプ嬢Kathi McDonaldやClaudia Lennearがバックヴォーカルで参加しています(他のBV陣も米国勢のようです)。タイトル曲で聴かれるスワンプ・ゴスペル風味のバックコーラスは彼女らのものでしょう。曲調とマッチして実に効果的。

ジャケの背景が、「英国の秋」を思わせるんですが、内容もそのまんまで、哀愁たっぷり&土の香りたっぷりの英国スワンプ系SSWものといった感じです。地味で派手さはありませんが、実に味わい深い一枚。

「米国への憧憬もの」なんでしょうが、哀愁たっぷりのメロディーや歌いまわし、そしてストリングスを使ったアレンジ等のサウンド(ピアノが印象的)は、何とも英国的。米国音楽の中に英国的な翳りや雰囲気が見え隠れするような、まさにそんな感じです。このあたりの音が好きな人って、結構多いですよね。ウォータールーレコーズさんも言われてますが、A-1、3、B-2、4なんかは、Tennent Morrisonを髣髴とさせます。Tennent MorrisonもインチキCDですがCD化されたので、その音を聴いた方も多いことでしょう。Tennent Morrisonが気に入った方には、本作はツボ盤だと思います。

Noel Janus/「Heroes Of The World」

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●Noel Janus/「Heroes Of The World」 (1977年 英原盤LP DJM DJF 20509)


I Am A God
What Happened To
Want Someone To Talk To
Stoney Broke

Years
Heroes Of The World
I've Gotta Get Out
Everybody Hears A Stranger To Remenber

Noel Janus :Vo
Jeff Rich:Drums
Kirby:Guitar
John Cook:Synthesizer, Keyboards
Steve Emery:Bass

古くは「英国ロック集成」にも載っていて、藤崎登氏のサイトでも紹介されている英国SSWの作品。氏のサイトによると、以前はドラマーで、その後バンドでVoを担当し、その時にブライトンでフリートウッド・マックのマネージャーだったクリフォード・デイヴィスにスカウトされ、28歳でデビューしたそうです。このアルバムは、そのクリフォード・デイヴィスのプロデュース。

8曲収録されてますが、全部彼の作曲(1曲のみ共作)。叙情的なものから、POPなものまで、なかなか良い曲を書いていると思います。彼のヴォーカルは、ダンディズムやロマンティシズムを感じさせるようなジェントルでちょっと低音、そしてクールな雰囲気が特徴。詩情豊かで、なかなか味わい深い声質です。

バックの演奏は、英国の渋いロックバンド、ストレッチの面々。ストリングスが入る曲もありますが、そのような場合バックの演奏によっては「単なるポップス」になってしまう場合もあるでしょう。しかし、本作は彼らの演奏によって、引き締まったロック的SSW作品になっています。

A-1、B-1、B-4のような叙情的な曲がハイライトでしょう。SSW的な佇まいのA-2も素敵な作品です。他のPOPな曲も、キャッチー、レゲエ、黒っぽさというようなキーワードが見え隠れして、なかなかの出来栄えだと思います。B-2のタイトル曲もいいですね。

アルバム全体を包む英国然とした雰囲気が何とも魅力的な作品です。

Andrew Leigh/「Magician」

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●Andrew Leigh/「Magician」 (1970年 英国原盤LP Polydor 2343 034)A
Magician
Get Myself Together
Goin' Out to the West
Solitaire
Windy Baker Street

Take Me Back
Leaving Song
Fresh Brown Eggs
Up the U.S.A.

Andrew Leighは、MATHEW'S SOUTHERN CONFORTとSOUTHERN CONFORTのベーシスト。このアルバムは、多分彼唯一のソロ作品。共同だがプロデュースも担当。あとは、ヴォーカル、ベース、リコーダー、アコギ、エレキギター、エレピ、メロトロン等々、ドラム以外の様々な楽器も担当。

両バンドでは、カントリーロックといった内容の米国への憧憬ものを演ってましたが、この作品はもっとロック寄りのSSW作品。それもそのはず、参加メンバーが凄い。英国ロックマニアが唸るような面々ばかりなんです。Blossom ToesのKevin WestlakeとBrian Godding。The ActionのReg king。The T-Bonesやソロアルバムで有名なGarry Farr。あと、Gordon Jackson, Bryn Hayward, Mike Kellie, Gary Wright。アルバムの雰囲気的には、アングラ臭がするReg kingのソロアルバムや、Garry Farrの1stソロアルバムに似ていると思います。

A-1からいきなりのアングラ臭を漂わせたヘヴィなロックサウンドで最高にカッコイイです。A-2はKevin Westlake作の美しいメロディーのバラードで、メロトロンが効果的。素晴らしい曲です。感動します。A-3と4はパブロック風。A-5はメロディーもサウンドも叙情性たっぷりのまさに英国的な曲で、これも最高。

B-1はロック的な曲で、これまたカッコイイ曲。B-2はちょっと幻想的。B-3はご機嫌なフォーキーなカントリー・ロック。で、凄いのがラストのB-4。ニール・ヤングの「Down By The River」を髣髴とさせるナンバー。へヴィーな曲調といい、長尺ナンバーといい、それを連想させます。

今まで悲しきアメ盤で愛聴してきましたが、ちょっと状態はよくありませんでしたが、やっと英原盤をゲットしました。ヤッタア!!大大大好きなアルバムなんです。

PISCES/「SAME」

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●PISCES/「SAME」 (1971年 英国原盤LP Trailer LER2025)  

メンバー:Richard Digance , John O'Connor , Tim Greenwood

内容ですが、男性3人のハーモニーを生かした気品あるアコースティックな英国フォーク・ロック作品といった感じで、陰翳や湿っぽさといった感触が強いけど、どこか温かさや人懐っこさも感じてしまう、そんな感じがする作品です。英国フォークの魅力を存分に伝えてくれます。

全9曲中、以下が作曲の割合です。解散後のソロシンガーでの活躍を見てもわかるとおり、Richard Diganceが一番の才能の持ち主だったんでしょう。

Richard Digance:6曲、O'Connorとの共作1曲
John O'Connor:1曲、Diganceとの共作1曲
Tim Greenwood:1曲

だけど白眉は、John O'Connorが作り、彼がリードヴォーカルをとっているA-1でしょう。この曲を聴くためにだけにCDを買ってもいいでしょう。これぞまさに英国フォーク・ロックといった感じで、翳りのあるメロディー、ヴォーカル、そしてサウンドが最高です。

あと、Tim Greenwoodが作り、彼がリードヴォーカルをとっているA-4も名曲。他の作品とはちょっと感触が違って、少しアシッド臭を醸し出していて、そこがなんとも魅力的なんです。B面はRichard Diganceワールド全開で(全曲彼の作品と共作)、後のソロ活動に通じるような内容です。Digance作のB-5は感動的なバラードで、これも大好きな曲。

DANDO SHAFT/「KINGDOM」

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●DANDO SHAFT/「KINGDOM」 (1977年 英国原盤LP Rubber Records RUB 034) 

メンバー:Martin Jenkins, Dave Cooper, Kevin Dempsey, Ted Kay, Polly Bolton
ゲスト:Danny Thompson, John Stevens, Rod Clements

DANDO SHAFTと言ったらNeonレーベルから1971年に発売されたジャケが印象的な「Same」が一番有名なんでしょうが、僕は1977年に再結成されて作られたこのアルバム(4thアルバム)が一番好き(特にA面が素晴らしい)。

今まで音が最高にショボいイタリア製のCD(多分正規盤)で我慢してきましたが、最近やっとヤフオクで原盤LPをゲットすることが出来ました。1977年ものなのでもっと見かけてもいいと思うのですが、今までお店で見かけたことはありませんでした。きっと売れなくて、ブツ自体が少ないのでしょうね。

内容は、基本的にはフォーク・ロックなんですが、参加ゲストからもわかるように、ジャズ・ロック、プログレ、フュージョン、こんなキーワードが浮かんでくるような曲もあり、そこが何とも魅力的なんです。時代も時代なんで、全体的にちょっと洗練されている雰囲気もあります。サックスが入っている曲もあるし。

もちろん、まさに英国フォーク!という曲もあって、素晴らしいメロディーやヴァイオリンやフルートが聴こえてくると、貴方を英国の森に誘ってくれます。A-1でビックリして、A-2のフォーク作品で安心するといった感じでしょうか(笑)。A-1同様A-5も革新的なフォーク・ロック作品で、英国でしか生まれ得ない音でしょうね。

Polly Boltonはコーラスのみで、全11曲中6曲に参加。リードボーカルは全て男性陣。彼女のヴォーカル目当ての方は、買わないほうがいいでしょう(笑)。あと、土臭い系好きの方(彼らの1stが合うことでしょう)も要注意。

Archie Fisher/「Orfeo」

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●Archie Fisher/「Orfeo」 (1970年 英国原盤LP Decca SKL5057) 
1 Orfeo (trad arr Fisher)
2 To Joan Eardley (Morgan/Fisher)
3 Silver Tassie (Burns/Fisher)
4 The Mountain Rain (Fisher)
5 Just In Passing (Fisher)
6 From a City Balcony (Morgan/Fisher)
7 The Norway Maid (Trad arr Fisher)
8 Tak the Road (Trad arr Fisher)
9 Sadness Salesman (Fisher)
10 The Last Time I Saw Esau Shaw (Fisher/Noakes)
11 Whatever Happened to Me? (Fisher)

Archie Fisher (vocals, lead guitar), Rab Noakes (backing vocals, rhythm guitar), Daryl Runswick (bass), Bill Kemp (drums) Barbara Dickson (backing vocals)

60年代からフィッシャーファミリーやバーバラ・ディクソンとのコラボ、そしてソロアルバムを出してきた彼が1970年にDeccaに残した2ndソロアルバム。

1stソロ「Archie Fisher」や誰もが認める傑作「Will ye Gang, Love」が有名だが、この2作はトラッドベースの内容である。しかし、本作「Orfeo」は、トラッドが3曲のみで、自作曲が大半を占めるというSSW的な作品。

ラブ・ノークスの1stアルバムもDeccaからの発表で、レコード番号も「Orfeo」とは近い。この2作品はストリングスを採用したり、その雰囲気やテイストは結構似ていると思います。彼らは、10歳くらい歳は違うはずだが(Archieが年上)、60年代から彼らは親交があり、Archieはラブからポピュラーやロック的なものを、逆にラブはArchieからトラッド的なものを学んだのではないかと思う。

さて内容ですが、深くて温かくてジェントルなArchieのボーカルは味があって素晴らしい。そして彼の自作曲がまた素晴らしいんです。彼のSSW的な佇まいも魅力的ですね。3、4、5、6、9、11あたりをを聴くと惚れ惚れしてしまう。白眉は4だと僕は思う。その証拠にウィズ・ジョーンズが「Lucky The Man」(2001年)で採りあげています。切ないメロディーの5もいいですねえ。

ラブ・ノークスとの共作の10では、バーバラ・ディクソンとラブ・ノークスが参加。このロック的な作品もなかなかのものだと思うし、プログレッシブ・トラッドと呼びたくなるような意欲作1は、なんと8分を越える大作で、その解釈やアレンジは凄いと思います。もちろん、7、8のトラッドも良い出来。

彼のアルバムの中ではほとんど話題に上らないアルバムだし、多分純粋なトラッドファンには評判が良くないんでしょうが、僕はこれが一番好きなんです。英国SSWファンは必聴。

JOHN JONES/「COLLAGE」

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●JOHN JONES/「COLLAGE」 (1971年 独原盤LP BASF 20 29065-4)
A1. Oh, What A Pity
A2. That's Alright By Me
A3. Hey Girl
A4. Man Of 21
A5. Working

B1. Anthem
B2. Fade Away
B3. Smiling Eyes
B4. Feeling For Today
B5.Live In 2

これはJonesyの中心人物でギタリストJohn Jonesのファーストソロアルバム。録音はイギリスですが、Jonesy結成前の1971年(彼が22歳)にドイツのみで発売されたもの。全曲彼のペンによるオリジナル曲で、バックの演奏陣のクレジットはありません。

以前やっていた「英国ナイト」というDJイベントで、知人の音楽ライター藤崎登氏に紹介され、知ったアルバム。その時にどの曲を聴いたのかは、もう記憶にないのですが、それはなんとも儚く美しい曲で、ものすごく印象に残りました(今考えるとA-1だったんじゃないかなあ・・・)。 翌日どうしてもこのアルバムが欲しくてなってしまい、ネット検索で海外通販サイトで探し出し、即オーダー。

英語が理解できないので、歌詞の内容はわかりません。よって、感覚的な話になってしまいますが、22歳の若者の描く世界は、どこまでも儚くて美しいものとなっています。

A-1「Oh,What A Pity」とB-1「Anthem」は、このアルバムの白眉でしょう。この儚さは、あまりにも美しすぎます。B-1「Anthem」は、CD化されたJonesyのお蔵入りとなった4thアルバムに再録されている曲と同じもの。

アコギの弾き語りによるA-4「Man Of 21」は、とにかくメロディーが美しい絶品。ピアノが印象的な愛らしい曲B-3「Smiling Eyes」は、ちょっとPOPで印象的。B面のラスト曲「Live In 2」は混沌とした雰囲気のアングラ臭漂うロックで、異彩を放ってます。A面のラストもロック的な曲。このあたりがJonesyに繋がっていくんでしょうか。

夢心地で、とっても美しい世界。一生もののアルバムです。出会ったら即ゲットして下さい。

DEAR MR.TIME/「GRANDFATHER」

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●DEAR MR.TIME/「GRANDFATHER」 (1970年 UK原盤LP SQUARE SQA101)

これは激レアなアルバム(正規盤かどうかわからないが、遂に最近CD化されました)。激レア盤の中には、中身が伴なわないものも結構あるけど、これは違います。素晴らしい作品!!

英国の男性5人組のバンドで、本作は彼ら唯一の作品。内容は、1人の男の人生をテーマにしたトータルコンセプト作品だそうだ。「フォーク風味のプログレの傑作」or「プログレ風味のフォークロックの傑作」。どちらかと言えば、プログレファンや英国ロックファンにピンとくる内容なんですかね?

ハードな部分があったり、アコギ中心の牧歌的なフォーク風の曲があったり、サックスやフルートといった管楽器が絡むジャズロック的な部分があったり、SEやストリングス、キーボード等が入り多彩なアレンジで聴かせるプログレ的な演奏があったりで、英国ロックの美味しいところがすべて凝縮されているような名作。1970年でこの内容というのは、非常に先進的だったとも言えるでしょう。まさにプログレッシブです。

叙情的で哀愁度も高く、美しいメロディーの曲も多く、ヴォーカルパートも大切にしているので、英国的な感触を好む方なら、フォークロックファンでも間違いなくストライクゾーンでしょう。

今日相互にリンクを貼らせていただいた「ウォータールーレコーズ」さんで、原盤が販売されています。ちょっと値は張りますが、絶対価格に負けない内容なので、資金に余裕がある方は是非原盤でご賞味ください。

Dennis Coulson/「Same」

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●Dennis Coulson/「Same」 (1973年 UK原盤LP Elektra K42148 )

彼はアーシーでポップなフォークロックバンド McGuinness Flintのボーカル&キーボード奏者だった人。この作品は、同バンド脱退後、同バンドのメンバーGraham Lyle, Benny Gallagher, Hughie Flintの全面的なサポートを受けて制作されたもの。Gallagher&Lyleは、楽曲も全11曲中5曲提供しています(残りの6曲はCoulsonが中心で書いたもの)。

少年のような少し甲高い声質は、それだけで個性的。時にはアーシーで力強く、時にはノスタルジックで切なさを醸し出すような、そんな声質がなんとも魅力的。

A-1「Yesterday's Dream」の、まさに'音の塊'といった音圧にはTKO。McGuiness Flint風の土臭いフォークロックや渋い英国ロック風の曲もいいけど、心が締め付けられるような感触を味わえる哀愁たっぷりのバラードA-2「Job On The Tyne」とB-1「What Went Wrong」が特に素晴らしく、感動的な名曲。この切ない2曲は彼が中心となって書いた曲だ。

Henry Lowther、Kenny Wheeler、Paul Rutherford等の英国ジャズメンの参加が、本作の英国的な雰囲気を更に高めている。

見開き&テクスチャード仕様のジャケットは魅力的なので、是非アナログで持っていたい英国SSWものの傑作。ヴィニールジャパンからCD化されているので、まずは音だけでも是非聴いていただきたいと思います。

ちなみに英国盤LPとアメ盤LPを所有しているので、ちょっと聴き較べました。英国盤は中域の音が厚く感じ、アメ盤は高音が伸びているように感じました。やっぱり音質的にも英国盤をオススメします。

Keith Christmas/「Stimulus」

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●Keith Christmas/「Stimulus」 (1969年 英国原盤LP RCA Victor SF 8059)

Side 1
 1 Travelling Down
 2 Bedsit Two-Step
 3 Roundabout
 4 Ice Man
Side 2
 1 I Know You Can't Lose
 2 Metropolis
 3 Trial & Judgement

Producer Sandy Roberton
Engineer Vic Gamm

Vocals, Guitar:Keith Christmas
Bass:Mike Evans
Drums:Roger Powell
Electric Guitar:Martin Stone
Piano:Ian Whitman
Steel Guitar:Gordon Huntley

Keith Christmasは1946年英国Essex州生まれのSSW。デビュー前は、イアンAアンダーソンやアル・ジョーンズらも出演するフォーククラブで歌っていたそうです。で、これは彼の1stアルバム。16時間で全部録音したということで、荒削りな部分もありますが、相当な傑作だと僕は思います。

彼の翳りにある湿ったボーカルが最高に素晴らしい!!バックはマイティ・ベイビーの面々。あと、Steel Guitarで後にマシューズ・サザン・コンフォーとに参加するGordon Huntley が素晴らしいプレイを聴かせてくれます。

Steel Guitarが入っているからカントリーロック?と思われるかもしれないけど、カントリーロックという雰囲気はほんとんどなく、なぜか英国的な陰翳や湿り気、そしてアシッド臭が感じられます。これらの特徴は、A-1、B-2・3に顕著で、彼の書いたメロディーも叙情的で素晴らしい出来です。声質も叙情的だよなあ。大好きなタイプの声質です。

アシッド臭を漂わせたA-4とB-3も抜群の出来で、見逃せません。このアングラ・ロックな雰囲気は、バックも貢献しているでしょうし、彼の書いた楽曲の素晴らしさもそういう雰囲気を醸し出しているんでしょう。

A-3は彼のギターワークが素晴らしいアコギによるインスト曲。彼はアコギの腕前も凄いようです(B-3の後半でも腕前を披露)。A-2は英国のキャバレーで鳴ってそうな、この中ではちょっと異色な感じがする曲です。

彼は現在でも活躍中。日本でライブをやってくれないかなあ。

Rab Noakes/「Restless」

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●Rab Noakes/「Restless」 (1978年 英国原盤LP Ring O'Records 2339 201)

SIDE-A
1. She's All I See
2. Restless
3. Don't Stop Now
4. I Won't Let You Down
5. Waiting Here For You

SIDE-B
1. Fallen Ones
2. Somebody Counts On Me
3. Lonely Boy Tonight
4. Long Dark Night
5. Get Away From Here

Produced by Terry Melcher and Rab Noakes

Rab Noakes - vocals and guitar
Richy Fataar & Jeff Allen - drums & percussion
John Perry - bass
Richard Brunton - guitars
Ally Bain - fiddle
Terry Melcher - keyboards
Mel Collins - horns
Tommy McCarthy - Uillean
Pete Zorn - bass on I Won't Let You Down
Suzanne Lynch - vocals on Don't Stop Now
Backing vocals: Gerry Rafferty, Barbara Dickson, Charlie Dore,
        Suzanne Lynch, Barry St John, Roger Brown,
        John Perry, Terry Melcher, Rab Noakes.

このアルバムは彼の5作目で、1978年の作品。レーベルは、リンゴ・スターのRing O'Records。
「しっとり」「濡れている」「叙情的」「哀愁たっぷり」というのがこのアルバムのキーワード。ホント英国的な内容です。

1978年という時代のため、音の質感はAOR的(シティ風)で洗練されているんですが、逆にそれが新たな魅力を引き出す結果となりました。曲も粒揃いで、全曲彼のペンによるもの。

前々作の「Red Pump Special」はアメリカ録音で、内容もまさに「アメリカへの憧憬もの」でしたが、前作「Never Too Late」ではちょっとAOR風味が加味され、本アルバムではそれが更に加速し、とっても英国的な洗練されたサウンドになったのです。

最初に聴いたA-1「SHE'S ALL I SEE」のしっとり感はホント衝撃的でした。Mel Collinsのサックスは雰囲気抜群だし、メロディーは哀愁たっぷりだしで、もう曲全体が濡れてるんです(笑)。個人的にはこの曲が一番好き。

A-2「Restless」も名曲です。フィドルが絡む哀愁たっぷりのメロディが素晴らしいカントリーチューン。シングルカットされたA-5「Waiting Here For You」も好きだなあ。

B面では、B-2「SOMEBODY COUNTS ON ME」~B-3「LONELY BOY TONIGHT」~B-4「LONG DARK NIGHT」の流れが特に素晴らしいと思います。哀愁たっぷりの切ないメロディ、アレンジ、ヴォーカル、ここでもしっとりと濡れた感触や雰囲気が存分に味わえます。

B-2「SOMEBODY COUNTS ON ME」は再演。初演は1stアルバム「Do You See The Lights?」で、盟友Barbara Dicksonもカバーしている名曲。2000年に出たアンプラグドアルバム「LIGHTS BACK ON」で再演されたB-4「LONG DARK NIGHT」も名曲。

英国スワンプの名盤として有名な「Red Pump Special」を彼に求める人にとっては、このアルバムはちょっと?だと感じることでしょう。でも、これはこれで傑作だと思うんです。僕にとっての無人島アルバム!!僕はアルバムを2枚所有、もうそれくらい好きなんです。熱くなると嫌われますので、この辺で。もう手遅れかな?(苦笑)

残念ながら未CD化。リンゴのレーベルということで、権利関係が複雑なんでしょうか?

ボートラ(弾き語りのデモなんていいなあ)付きで早くCDになって欲しいです。

Mike d'Abo/「d'Abo」

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●Mike d'Abo/「d'Abo」(1970年 UK原盤 UNLS114)

produced by : Mike Leander and Mike d'Abo  recorded at Advision, Olympic, Chappells

SIDE-A
01.Let It Roar
02.Walk a Million Miles
03.As Long as I Have Loving
04.Mary, Warm My Bed
05.Call My Heart Your Home, Girl
06.Ladder (When the Sun Comes Shining Through)

SIDE-B
01.Maria Maria
02.Woman in My Life
03.Clancy
04.Californian Line
05.Oh! What a Day
06.Handbags and Gladrags
※All songs are written by Mike d'Abo,
except for "Woman In My Life", which was written by Tony Macaulay/d'Abo.

musicians
Guitar : Albert Lee, Chris Spedding
Bass guitar : Pat Donaldson, Roy Babbington
Drums : Gerry Conway, John Marshall
Harmonica : Matthew
Piano : Mike d'Abo
Backing vocals : Sue, Sunny, Doris and Nanette
Hugh, John, Neil and Tony

本アルバムは、CD:「Mike D'abo Collection Vol.1 1964-1970」に全曲収録されてます。手っ取り早いので、まずはCDでご賞味下さい。UK原盤LPは探し辛いと思いますので。

後期マンフレッド・マンのリードボーカリストであったMike d'Aboの1970年リリースのRAREな1stソロアルバムです。参加メンバーも豪華。

A面は黒っぽい曲が並び、B面はSSWテイストな曲が並ぶといった構成で、どちらの面も素晴らしい出来です。傑作でしょう。彼の見事なボーカルとソングライティングが思う存分楽しめる内容です。

彼の特徴は、なんと言ってもこれぞまさに英国POPといった佇まいというか、雰囲気でしょう。聴いていると、ワクワクしてくるような、そんな輝きがあります。

あとは、なんと言っても彼の黒いボーカルですね。そんじょそこらのボーカリストには絶対に真似の出来ない素晴らしい声なんです。

レイ・チャールズを気取った「As Long as I Have Loving」。「Mary, Warm My Bed」は、コリン・ブランストーンが採りあげた曲で、ダボバージョンはアップテンポで黒っぽい雰囲気に仕上がってます。ソウル・バラードの「Call My Heart Your Home, Girl」、泣けます。

B面に行くと、POPで英国的SSWテイストな美しい曲が並んでいます。まさに全曲捨て曲無し。個人的には「Clancy」と「Oh! What a Day」がベスト・トラックかな。ロッド・スチュアートで有名な「Handbags and Gladrags」も収録されてます。

大推薦盤!内容は保証します。

Gay & Terry Woods/「RENOWNED」

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●Gay & Terry Woods/「RENOWNED」 (Polydor 2383 406 1976年)

1.BACKWOODS(1975)
2.THE TIME IS RIGHT(1976)
3.RENOWNED(1976)
4.TENDERHOOKS(1978)
5.In Concert (1995)
6.Lake Song from Red Waters: The Best of Gay & Terry Woods(2003)

1の前に、スティーライ・スパンの1stアルバムへの参加、その後にトラッド色の濃いThe Woods Band/「Same」がありますが、上記が’Gay & Terry Woods’名義のDiscography。Gay & Terry Woods時代は基本的にはオリジナル曲勝負のコンテンポラリー・フォーク・ロック。5・6は年代的にもちろんCDで、5はBBCライブもの、6は1・2・3から編集されたベストCD。

オリジナルアルバムではレア盤の1が一番の人気でしょう。最近の店頭価格やヤフオクでは2万円超え。1万円台後半で出たネット通販屋では即Sold Out。ジャケも内容も一級品ですからね。僕のは、ヒューゴモンテスから出たインチキCDですが...(^^;  でも、ベストCD6で10曲中7曲聴けます。レコード一枚に2万円以上も出すのなら、ベストCDを買うほうが健康的でしょう(笑)。

あと、通の方は2を好むようです。こちらの原盤は4桁で入手可能。アメ盤も出ていたので、千円台でゲットできますし、こちらはベストCD6で10曲中8曲聴けます。

●「RENOWNED」
SIDE1
 1. LOVE IS LIKE A BURDEN
 2. ONE MORE TIME
 3. RADIO MAN
 4. SOLACE
 5. SAVE THE LAST DANCE FOR ME
SIDE2
 1. I FOUND YOU
 2. JAMESON AND PORT
 3. COUNTRY BLUES
 4. VAN DIEMAN'S LAND

で、今日採り上げるのは、A1「Love Is Like a Burden」とA4「Solace」の二大名曲の入った3.RENOWNED(1976)。原盤の相場は、1万円台前半から半ばくらいでしょうか。

上記2曲は哀愁たっぷりのメロディーと妻Gayの翳りのある美しい歌唱という、まさにキラー曲。そして、Bryn Haworth!!のまさにむせび泣くようスライド・ギターが、その哀愁度を更にアップさせてます。この2曲だけでも聴く価値は十分あります。大丈夫です、ちゃんとベストCD6にも収録されてます(笑)。他の彼女のリード・ボーカル担当曲は、米国への憧憬調の明るめの曲もあるけれど、そちらも素晴らしい出来で、新たな彼女の魅力を引き出してると思います。

夫Terryがリードボーカルの曲は3曲で、軽快な歌、いなたい歌、渋い歌の3種類が味わえます。夫婦でデュエットするA5「Save the Last Dance for Me 」のカバーもほのぼのとしていて、いい雰囲気。

バックは、デイブ・マタックスとデイブ・ペグというフェアポート組やルーモアのリズム隊が参加。アコースティック・スライド・ギターでは、かのテネント&モリソンのデイヴィッド・モリソンが参加。プロデュースはサンディ・ロバートン。

1・2と同様に評価され、愛されて欲しい英国フォーク・ロックの名盤。彼らはアイルランド人ですが。

Keith Christmas/「Fable of the Wings」

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●Keith Christmas/「Fable of the Wings」 (B&C CAS1015:1970年)
 Produced by Sandy Roberton

A Waiting For The Wind To Rise
  The Fawn
  Lorri
B Kent Lullaby
  Hamlin
  Fable of The Wings
  Bednotch

・Keith Christmas - guitar,vocals
・Shelagh McDonald - vocals
・Ian Whiteman - electric piano, organ,piano, mellotron
・Bob Stewart - autoharp    ・Keith Tippett - piano
・Gerry Conway - drums     ・Roger Powell - drums
・Pat Donaldson - bass     ・Mike Evans - bass


これは、1969年RCAからアルバム「Stimulus」(これも傑作!)でデビューした英国のSWW Keith Christmasの2ndアルバム。個人的には、彼の最高傑作だと思います。

「Stimulus」は、Mighty BabyのメンバーとSteel GuitarのGordon Huntley(後にMatthews' Southern Comfortに参加)がバックを務めたフォーク・ロック的なSSW作品だったが、この2ndは、前作にも少し感じられたアシッド臭がより濃くなった作品で、もっとロック寄りの内容。

長尺ナンバー(A-1・2、B-2)での演奏部分が充実しているので、このアルバムはプログレファンにも人気があります。OrganとMellotronの導入、Keith Tippettのpianoというのもポイントなんでしょう。あとは、叙情性もキーワードなんでしょうね。プログレッシブ・フォーク・ロックと呼びたくなるような雰囲気があります。


逆にA-2やB-1は、普通のSSWファンも間違いなく気に入るであろうSSW的なナンバーで、もちろんこっちも素晴らしい出来。B-3は弾き語りで、達者なアコギのテクニックを披露しています。

彼の書くメロディーは、とても美しく、叙情的。そして、ほのかな浮遊感も感じられます。そんな楽曲を哀愁たっぷりの美声で歌うわけですから、ホント魅力的なんですよ。

バック陣は、前作に引き続きMighty Babyのメンバーが参加。KEITH TIPPETTのピアノも素晴らしいし、SHELAGH MCDONALDとの官能的なデュエットまで聴かせてくれます(A-2)。リズム隊では、Gerry ConwayやPat Donaldsonも参加。

Timeless and Strange Selected Tracks 1969-1971というベストアルバム的なCDで、一曲(B-4)を除けば全部聴けます。まずはこのCDで是非聴いてみて下さい。でも、聴けないその一曲が、これまたいいんですよねえ(笑)。

KEEF HARTLEY BAND/「LITTLE BIG BAND」

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●KEEF HARTLEY BAND/「LITTLE BIG BAND」  (DL30 帯無日本盤LP:1971年)       

A 1. You Can"t Take It With You (7.48)
  2. Me And My Woman (4.56)
  3. Not Foolish, Not Wise (5.06)
B 1. Leg Overture (Medley) (21.26):
     I :Leavin" Trunk
    II :The Halfbreed
    III:Just To Cry
    IV: Sinnin" For You

(drums) :Keef Hartley
(Vo,g) :Miller Anderson
(b) :Gary Thain
(Kbd): Derek Austin
     +
(Percussion): Pete York
     +
(Trombone): Derek Wadsworth
(Sax,Flt): Lyn Dobson
(Sax): Barbara Thompson
(Trumpet): Harry Beckett
他 総勢11名

KEEF HARTLEY BAND、本国の英国ではそれなりに高い評価を受けているんだろうか?日本では残念ながら評価は低いと思います。それなりにレコードが市場に出回っているということもあるんでしょうが、レコードの価格が安いですからねえ。人気があれば、供給がちょっとくらい多くても、それなりの価格になる訳ですし。

これは彼ら初のライブアルバムで、1971年6月13・14日ロンドンはマーキー・クラブでの録音。ジャズ・ロック、ブルーズ・ロック、ブラスロックといった表現が合うと思いますが、とにかく熱い熱い演奏です。

アグレッシブで躍動感溢れる演奏に、Miller Andersonのヴォーカルなんですから、悪い訳ないんです。ホント素晴らしいですよ。Keef Hartleyのドタバタドラム、Miller Andersonのギターと、総勢11名のビッグバンドとの相性は抜群だと思います。Miller Andersonのヴォーカルもワイルドでソウルフルで、最高。

A-1のアレンジは、Derek Wadsworthで、残りは演奏には参加してませんが、以前メンバーだったHenry Lowther。

僕のは日本盤LPなので、音が若干篭もっています。UK原盤は、もっと抜けがいい音質なんだろうか?できれば、リマスター拡大版CDが出て欲しいなあ。無理かなあ・・・・・・

DOUGIE MACLEAN/REAL ESTATE

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●DOUGIE MACLEAN/REAL ESTATE 1988年(原盤:DUN008、輸入CD:DUNCD008)

1 Solid Ground
2 Restless Fool
3 Buffalo Jump
4 Garden Valley
5 The Emigrant
6 Green Grow the Rashes
7 Homeland
8 The Mhairi Bhan
9 Are Ye Sleepin' Maggie?
10 She Loves Me (when I try)

原のジャイアンツ愛より、DOUGIE MACLEANのスコットランド愛だ、絶対に!

僕のDOUGIE MACLEAN初体験は、このアルバム。ほとんどが弾き語りと簡素なバックがつく程度で、ホント地味で素朴なんだけど、味わいは格別。今現在、10タイトルくらいの音源を所有していますが(既に20タイトル以上の作品を発表してます)、僕はこの「REAL ESTATE」(LP、CD両方所有)と「CRAIGHIE DHU」が特にお気に入りなんです。

彼は1954年生まれ、スコットランド出身のトラッドをルーツとするSSW。トラッドも歌うけど、基本的には自作品を歌うSSW。トラッドより自作の歌を歌いたいなんていうのは、リチャード・トンプソンやサンディー・デニーにも通じるところでしょう。

楽器の腕も相当達者で、ギターやフィドル、キーボードやパーカッションも自分で演奏し、録音場所も彼のスタジオ、プロデュースも自身で(奥さんと共同、奥さんはジャケの絵も書いてます)という、手作りが基本のSSWなんです。このアルバムには、お父さんもバグパイプとナレーションで参加。

ちょっと鼻にかかった、そしてちょっと舌足らずな優しく美しい声、まずこれが僕のツボにはまるんです。彼が作るメロディーは、穏やかで、時には厳しく、そして寒いスコットランドの自然(写真でしか知らないけど)が想起されるような、そんな感じなんです。まさに聴いている者をスコットランドに誘ってくれます。

彼はスコットランドを本当に愛しているんですね。そして、人間的にもとても暖かくて、とてもいい人なんでしょう。real estateは、’不動産’という意味だけど、ここでは、’真の財産’’真の土地’といった感じで、多分スコットランドのことを歌ってるんだと思います。英語力があって、歌詞の内容がわかれば、もっともっと彼の音楽を理解できると思うのですが、残念ながらその英語力が・・・(苦笑)

彼はインスト曲も得意で、アルバムまるまる一枚がインストなんていうのもあります。このアルバムにもインストが1曲(5.THE EMIGRANT)入っていて、切ないメロディーを奏でる彼の弾くフィドルは感動的。

いい曲満載、捨て曲なしなので、好きな曲を挙げるとキリがありません。ホント全曲素晴らしいんです。なので、3曲だけ、1.SOLID GROUND、2.RESTLESS FOOL、6.GREEN GROW THE RASHES(これはトラッド、美しすぎます)。

Paul Brett/「Same」

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●Paul Brett/「Same」 1972年(Bradley)

Velvet Opera(「Ride a Hustlers Dream」)~ Paul Brett Sage( 「Paul Brett Sage」 「Jubilation Foundry」 「Schizophrenia」) を経て、1972年に発表した初のソロアルバム。FAB4「Here Comes The Sun」のカバー以外は全部自作曲で、内容はフォーキーなSSWテイストといった感じ。名ギタリストらしく、ギターインスト曲も2曲収録(他ににもインスト曲が1曲有り)。

本人以外に表裏両方のジャケに写っているのは、バイオリン担当のMike Piggott(violinist/guitarist)。個人名義のアルバムのジャケに載るくらいなので、彼のバイオリンは相当本作に貢献しています。本作のカラーを決めてる要素のひとつですね。

あと、2曲のオーケストラアレンジは、なんとMike Gbbsが担当。こんなところもホント英国的ですね。Paul Brett の作る曲もなかなか叙情的だし、演奏にはバイオリンやフルートも出てくるしで、英国臭が結構強いと思います。さっきフォーキーなSSWテイストと言ったけど、アメものとは全然雰囲気が違いますので、そっち系統が好きな方はご注意ください(笑)。

バイオリンとフルートが大活躍の英国的フォーキーな感じにアレンジをされた、まんまのカバーじゃない「Here Comes The Sun」も聴きどころのひつ。シングルカットされたフォークロックの「Mr.Custer」もいい曲です。

この後、同レーベルに「Clocks」、自主レーベルに「Phoenix Future」 という素晴らしい2枚のSSWテイストアルバムを残し、残念ながらギタリストという道に進んでしまい、現在は歌ってはいないようです。

実はこのアルバム、2枚持っているんです(笑)。それくらい僕は大好きなアルバムなんです。残念ながら未CD化。

1970 GASS Mike Piggott(gtr/vln), Bobby Tench (voc/gtr),
     Derek Austen, (kbds/flute), DeLisle Harper (bass),
     Godfrey Maclean (dms/perc).
     Special guest ; Peter Green (gtr)
1972 PAUL BRETT ; PAUL BRETT
1973 BRADLEYS ROADSHOW ; Paul Brett ; live at the Marquee Club
1973 EASY ; Ralph McTell
1974 CLOCKS ; Paul Brett
1975 STREETS ; Ralph McTell
1975 INDISCREET ; Sparks
1976 DO IT ; Jo Ann Kelly
1977 A RARE CONUNDRUM ; Bert Jansch
1977 KING OF BONGO BONG ; Duck Baker
1978 LORD COLWYN’S 3B BAND
1978 HARD PRESSED ; Bob Kerr’s Whoopee Band
1979 SLIDE AWAY THE SCREEN ; Ralph McTell
1980 JAPANESE TEARS/Say You Don’t Mind/Go Now ; Denny Laine Band
1981 TOO RISKY ; Jim Davidson ; Live
1983 OPEN THE DOOR ; Pentangle
1983 ALPHABET ZOO ; Ralph McTell
1984 FULL MOON ; Cliff Aungier
1985 IN THE ROUND ; Pentangle
1988 RADIO NIGHTS ; The Moonlight Serenaders (Keith Nichols/Claus Jacobi)
1988 RUSTY TAYLOR’S JAZZ REVIEW ; Rusty Taylor/Keith Nichols
1989 KEEPING UP WITH THE SPIKE JONES’S ; Bob Kerr’s Whoopee Band
1990 STEALIN’ BACK ; Ralph McTell
1991 I LIKE TO DO THINGS FOR YOU ; Janice Day/ Keith Nichols
                 /Guy Barker & The Cotton Club Gang
1992 SYNCOPATED JAMBOREE ; Keith Nichols and the Cotton Club Orchestra
1993 HEP TO THE BEAT ; The Blue Caps & Friends
1993 ONE MORE ROAD ; Pentangle
1994 HAPPY DAZE ; Bob Kerr’s Whoopee Band
1995 ABOUT THYME ; Jacqui McShee/Gerry Conway/Spencer Cozens
1995 WHEN THE CIRCUS COMES TO TOWN ; Bert Jansch
1995 THE MILL IS GONE ; King Earl Boogie Band
1995 HOUDINI’S MOON ; Paul King
1997 POPPIES ; THE ULTIMATE PEACE ALBUM ; Various Artists
1998 GRAVELANDS ; The King
1998 BLUES FOR STUFF & STEPH ; Mike Piggott Quartet.
                MP vln, Brian Dee pno, John Rees-Jones bs, Dave Trigwell dms
1999 LONELY STREET ; Bap Kennedy
1999 DE RIGEUR ; Ultraswing
2000 RED SKY ; Ralph McTell
2001 WOMAN'S VOICE ; Jaqui McShee
2003 STROHLIN' AND STUMBLIN' ; With Piers Clark - guitar
2004 I'M OLD FASHIONED ; Heather Simmons

Plus miscellaneous session work

GASS、欲しいっす!!!!!

LIVERPOOL EXPRESS/「Tracks」

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●LIVERPOOL EXPRESS/「Tracks」 1976年(WARNER)

Merseybeats(その後、THE MERSEYS 、ROCKIN' HORSE 、ソロ)のBilly Kinsleyが1975年に結成したバンド、それが LIVERPOOL EXPRESS 。これは彼らの1stアルバム。恥ずかしながら、Merseybeats、THE MERSEYS 、ソロは、未聴。

1975年に出た1stシングルは、このアルバムのTOPにも収録された「Smile」。軽快でキャッチーなPOPチューンで、僕が一番好きな曲。ホント素敵な曲なんですが、何故かチャートには入らず(信じられません)。

翌1976年に出た2ndシングルは、ちょっとセンチで切ないバラードの「You Are My Love」。これは見事にヒットし、11位。続く3rdシングル「Hold Tight」は、1stシングルの路線に戻り、キャッチーな曲で46位。

これで少し有名になって、1976年の11月と12月はロッド・スチュアートとヨーロッパにツアーに出たそうです。で、12月に出た4thシングル「Every Man Must Have a Dream」は17位と小ヒット。これは壮大なバラードでまたまた素晴らしい出来。で、同じ頃このアルバムも発売されたようです。

シングルが4曲も入っていて、他の曲も素敵なPOPな曲ばかり。キャッチーで胸キュンの甘酸っぱいメロディー。そして、アレンジや(コーラスを含む)ボーカルも、すべてがPOPで、ホント素晴らしい内容だと思います。

バッド・フィンガーやパイロットやベイ・シティ・ローラーズ好きなら、間違いなく気に入ると思います。と言うか、必聴でしょう。聴かないと損ですよ(笑)。

このアルバムの後は、数枚のシングルと2枚のアルバム(南アフリカ原盤)を残したようです。深い森の下巻には、原盤が「ブラジル」と「unknown」となってますが、どうやらこれは間違いのようですね。2003年には新録アルバムを出しました。

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